●【指揮系統異なり混乱】
口蹄疫の初動防疫の要は、患畜、疑似患畜の敏速な殺処分と埋却。
県や発生自治体は、重機の操作など専門技術が求められる埋却作業を建設業に頼った。
最も感染が広がった川南町では、以前から町と地元建設業者が災害時の協力体制を構築している。
口蹄疫でも業者は町の要望に応えようと努めたが、埋却作業は難航した。
現場に家畜保健衛生所や本庁関係課など所属の違う県職員が複数おり、異なる指示が飛び交ったことが原因だった。
建設業者やJA、農家などさまざまな組織、個人が入り交じった殺処分、埋却現場にあって、行政は「つなぎ役」として役割が期待された。
それは独自の指揮系統を持つ自衛隊に対しても同じだったが、作業従事者からは「自衛隊は現場で浮いた存在だった」との声が聞かれる。



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