【堆肥化きょう完了へ】 県、あす終息宣言
東児湯、5町と西都、宮崎、日向市の口蹄疫発生農場とワクチン接種農場に残された家畜ふん尿中のウィルスを死滅させる堆肥化処理が26日にも完了する見通しであることが、関係市町などへの取材でわかった。
宮崎、日向、西都市と都農町は25日までに処理を完了。
26日に残り4市町で処理が終われば、県は当初の予定通り27日に口蹄疫の終息宣言を行う予定。
【県、30日から観察牛導入】 児湯5町 11月「再開」検討
口蹄疫発生地域の畜産再開へ向け、県は25日、農場の清浄性を確認するため試験的に飼育する「観察牛」(おとり牛)を30日から、県畜産試験場川南支場(川南町)など県施設や、指定する発生農場の計9カ所に導入することを明らかにした。
一般農家への導入は9月中旬以降になる見通し。
安全性を確認後、被害が集中した西都・児湯地域の1市5町について、県は足並みをそろえて経営を再開したい考えで、自治体に「11月から12月ごろ」の時期を提案。
これを受け、西都市を除く5町は11月1日を軸に検討を始めた。
【牛、豚肉輸出4割減】
鹿児島県産牛肉、豚肉の4~6月期の輸出量は、いずれも1~3月期に比べ、4割前後減ったことが、鹿児島県畜産課の調べでわかった。
宮崎県が口蹄疫が確認された4月20日以降、国が食肉輸出を全面ストップしたため。
香港、マカオ向けは5月中旬までに2国間協議で再開したが、アメリカ、カナダ、シンガポールなどへの本格再開は来年2月以降とみられる。
【30農場で発見遅れか】 農水省疫学チーム中間報告≪豚感染は対策不備≫
本県口蹄疫の感染源、感染ルートを調べている農林水産省の疫学チームは25日、中間報告を公表した。
発生農場のうち30農場では、感染から1~2週間で体内にできるとされる抗体の価が高い家畜が認められ、異常の発見が遅れたことが示された。
ウィルスの侵入経路については特定できないが、最終報告へ向け今後も調査を継続する。