【非常事態を全面解除】家畜の移動制限も 知事「危機脱した」
県は27日午前0時、県内で最後に残っていた宮崎市の発生農場を中心とする家畜の移動・搬出制限区域と、非常事態宣言を全面解除した。
第1例発生確認の4月20日以降、県内の制限区域は99日目ですべて解除された。5月18日に発令、県民生活に大きな影響を及ぼした宣言は71日目に解かれた。
東国原知事は「県内全域が危機的状況から脱したと判断し、非常事態宣言を全面的に解除する」と表明した。
家畜約29万頭が規制となった国内史上最大の口蹄疫被害は、感染拡大との戦いに終止符を打ち、畜産王国と地域経済の復興へ向け、県民挙げての取り組みが始まる。
【耐えた 踏ん張った】 「大きな節目」飲食、観光業者ら安堵
「待ちに待っていた」「これから、良い方向に変わっていって」。
4月20日の口蹄疫発生確認からの3カ月あまりは、被害農家だけでなく、経済界のあらゆる業種に大きな打撃を与えた日々でもあった。商店街、観光業界、県外風評被害に苦しんだ運輸業界の関係者からは、復興に向けて安堵の声が広がった。
【畜産王国再建へ一歩】「次の子牛に望み」 農家 再発生に不安も・・・
口蹄疫発生地域の農家は「これからが正念場」とあらためて決意。発生地域外の農家からは「収入が途切れる」「またいつか発生するかも」と不安も聞かれた。貿易作業を徹底しながら、畜産王国再建に向けた一歩を踏み出す。
【罪のない動物を・・・】種雄牛、再開へ希望の光
゛見えない敵゛に対し、県は13日、県家畜改良事業団の種牛6頭を西都市尾八重に避難させた。
農林水産省と協議の協議の結果、特例として移動を認められた。
移動直後の16日、同事業団で飼われていた肥育牛に感染疑いが確認された。22日に、「忠富士」の感染疑いを殺処分した。
県内で殺処分された牛豚頭数(12日現在) 28万8300頭(牛6万8266頭豚22万34頭)
発生農場数 292戸 ワクチン接種農場数 1011戸
貿易にかかわった延べ人数 15万人
県口蹄疫被害義援金(23日現在) 26億487万円
ピーク時消毒ポイント 348カ所
イベントの中止・延期 284件



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